アマガミ感想2「お宝という表現の是非」

やっべ、全然梅原に見えねえ。


まあそんな落書き（所要4時間）はさておき、割と手探りでじわじわと進めているアマガミですが、相変わらず梅原の株は高騰中なんですが、ここに来て各キャラのルートの狙いというか、複線めいたものがいろいろ見えてきたので、そこからシナリオ内容を予想するのがちょっとした楽しみになってきました。そんなわけで、以下はネタバレも含めた内容となるので、問題ない方のみ続きをどうぞ。

では、今回もキャラごとに分けていってみましょう。


・絢辻さん
　現在攻略を目指している絢辻さん。なんか単なる優等生じゃなさそうなシーン（空き缶による投擲、姉との確執）が度々見られましたが、そこから予想するに某ピュアメールのヒロイン（こちらは正確には女王様化だけども）のごとくヤンデレ化するのではなかろうか。地を見られたからにはどこまでも私と付き合ってもらうからねとか。名塚さんを声優にあてていることと、たまに彼女の演技が優等生というポイントから外れたところを見せることがあるので、これがもしわざとだとしたら地は割と投げやりな感じなのを垣間見せてるのかもしれません。まあこのシリーズでヤンデレとか見られる気がしないけども。あと、ファーストスキンシップでいきなり髪を触らせてとかいう主人公は相変わらずの変態だと思った。だがそれがいい。


・梨穂子
　梨穂子＝犬というイメージがちゃくちゃくと僕の中に形成中。特に攻略をしようとしているわけではないのですが、空き時間に相手をしてたら途中絢辻さんより親密になったりしてしまいびっくりしました。あの行動アイコンの展開率は異常。そこで体験した会話モードの話から、どうやらシュナイダーという特撮（？）が好きらしい。つまり、特撮マニアか。幼馴染が特撮マニアってどうなんでしょうね。そういう体験をしたことがないのでようわかりませんが、でも別に問題ないような気もしますね。シナリオがシュナイダーと主人公の間で揺れ動く乙女心を云々とかだったら面白そう。客観的にはそんな彼女はちょっとどうかと思いますが。あと、前作のうどん部のなるちゃん親衛隊の2人組のドッペルゲンガーが出てきました。声優まで一緒だぜ。でも年上設定になったからか、後輩の主人公に対しては割と優しくなってます。相変わらず扱いはぞんざいですが。まあ総じて、梨穂子は食いしん坊だったり泳げなかったりと、本当に見ていてお馬鹿でかわいいなあ、と。幼馴染としてはこのくらいの方が可愛らしくてよろしいですね。


・薫
　田中さんかわいいなあ。このかわいさで攻略不可とかマジ解せぬ。梅原の無駄にかっこいい瞬間がなかったら間違いなく今回の落書きは田中さんでした。もう薫ルート要らないから田中さんルートにしてよ、てかアペンドディスクでいいので恵子ちゃんルートを作ってくださいお願いします。でもあれよね、こんなこと言うと田中さんのイメージがスクランの隣子とか月姫の弓塚さんみたいになっちゃいますよね。まあ実際僕のイメージもそんなもんですが。あと、田中さんを振った野郎は必ず殺す。必ず殺すと書いて必殺也。てか、薫自身にまったく言及してないですが、薫は薫でいいやつですよ、もちろん友達として。


・紗江ちゃん
　さえちゃーん！ 俺だー！ 結婚してくれーーー！！
　誰だよ紗江ちゃんのことふかふかボディとか言ったやつ！ くそ、可愛いじゃないか！！ このキャッチコピー考えたやつマジ天才。ということですっかり狙い澄ましたようなロリグラマーな紗江ちゃんにゾッコンな遠月です文句ありやがりますかこんちきしょう。しかし今野さんのウィスパーボイスって珍しいですね。あきら様のイメージが強すぎると「ちょ、あきら様どうしちゃったんすかっ！？ 具合でも悪いんですか！？」とかなりそうで。いや、僕はもう紗江ちゃんの声にしか聞こえませんが（末期）。しかしまさか転入生設定とは。これはあれですね、気弱の性格設定とも相まってきっと前の学校でいじめがあったんですよ。だから転校せざるをえなかった、と。転入生は転入以前に問題を抱えているというお約束は遥かはメモオフのかおるのときから変わらず受け継がれ続ける血脈であります。てか、あの主人公を見る目は完全に惚れてるだろ、絶対惚れてるだろ。いや、わかったから。だから俺をそんな目で見るな。自我を保つのがかなり大変なんだぜ？


・七咲
　こちらも珍しくゆかなウィスパーボイス。強制イベントでの初登場時から掴みどころがないなあと思ってましたが、まさか登校イベントひとつであそこまで化けるとは思いませんでした。面倒見のいい後輩ってどこがだよと思ってましたが、確かにその通りでした。マジ素直に笑ってるときの七咲ってばかわいいなあ。あと、解説書に水泳部って書いてあったのに、登校イベントで塚原先輩と一緒にいるところを見るまでまったく把握してませんでした。てか、解説書に書いてあることさえ見直したときに見落として気付けなかった俺って…。シナリオ予想はまだ判断材料がないのでここはパス。


・森島先輩
　ぎゃっぷ！ 先輩、そのぎゃぷをどうにかしてください！ と、あまりの気さくさっぷりに逆にこっちが戸惑ってしまいました。だって、プロローグじゃ高嶺の花みたいな話だったのに、実際イベントはみんな珍妙なことになりまくってますよ？ 誰か何が起こってるのか説明してほしいくらいです。まあ、実際高嶺の花とか言われてる人って、外野のイメージが先行して実際とはかけ離れてるなんてことはざらなのかもしれませんが。あと、伊藤静さんの今回の演技は個人的に今まで一番好きかもしれません。パンプキンシザーズのアリスも悪くはないんですが、あれは既に漫画で結構イメージが出来上がっていたところでのアニメ化だったので、どうしてもズレが起きてしまって。その点、この森島先輩の声は作っていない声で、癖のなさがいいなあ、と。実際、最初に聴いた時には誰の声かわからなかったくらいです（笑）。ルート予想はこちらも判断材料が出てきてないのでパス。


・美也
　今回の妹はスルメのような出来ですね。イベントを進めれば進めるほどその良さがわかるっていう。菜々の場合は他のヒロインのルートではサポート役に徹していて焼きもちを妬いたりする場面は見かけられませんでしたが（あれ、でもなるみちゃんのルートではあったんだっけ？ なんか同人誌でそんな話ばっかり見かけるのでどれが正史かわからなくなってしまいます…（汗）、美也は序盤から他の女の子に対するリアクションが一々いじらしくてかわいいです。こうなってくると、美也との夜の会話イベントがないのが本当に惜しいです。こう、家庭内と外部とのギャップを楽しむというか、そういう余地がほしかった。この点は本当に勿体ないと思います。ルート予想は判断材料がない、というか、美也だけは予想しないで期待だけしておくのが正しい姿勢だと思います。


・高橋先生
　こう、もうその手には釣られるか！ っていつも思うんですが、どうしても期待してしまう、悔しいっ！ でもっ……！　　＝　高橋先生ルートまだー？
　七咲の序盤イベントの高橋先生はマジで反則です。だからそういうイベントは攻略できる女の子だけに任せて先生は大人しく絢辻さんにフォローされるダメ教師でいてください。いや、でもゲームにはまったく関係ないことなんですが、主人公を諭す先生の言葉がいちいち胸に突き刺さります（汗） この歳になっても学校で諭される内容が身についてないっていうのは恥ずかしい限りですね。もっと目標を持って生きなきゃ、とまさかこのシリーズで思わぬ結論に至りました。




　最後に全体について。
　今回の舞台はどうやらキミキスの舞台だった輝日南からそう遠くない輝日東ってところようで。ageあたりだとこの設定で作品間のクロスオーバーとかやるんでしょうが、今作では今のところ先の梨穂子の取り巻きがなるみちゃんの取り巻きの親戚っぽい程度のリンクくらいですかねえ。まだ全イベント見たわけじゃないので、もしかしたら前作キャラが思わぬところで出てくるかもしれません。また、今回イベントを見ているとどことなく前作と印象が違うなあと思ってたんですが、今作ではヒロインとタイマンで向き合うことより、他のヒロインやキャラを交えて展開することが多くなったんですね。個人的にはキミキスの星乃さんや二見さんのナカヨシルートの展開が意外に好きなので、こういうシチュエーションは結構嬉しいです。是非とも中盤程度まではこのノリでいってほしいところ。


あと、主人公。朝すっきり目が覚めたからって、その目覚め方が紳士みたいってのはおかしいだろ。絶対おかしいだろ。





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