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今回は生真面目にまとめようとすると仮定と推論を山ほど投入して内容を構築していくことになりそうなので簡単にまとめることにします。てか、今更云年前のゲームの考察書いても需要なさそうだし、本当にただの覚書みたいなもんです。
この作品は大雑把にまとめるとしたら"SF版「Air」"といえるのではないかと思います。もしくは"「ゼーガペイン」ネガティブver."。まあネタ的には使い古された感のある夢現の境界を模索するタイプの作品なので出そうと思えばいくらでも類似品は出そうです。前提とかはいちいち詳細書くのも面倒なので箇条書きで適当に列挙。
なんか足りない気もするけど、とりあえず以上を踏まえると、ゲーム開始当初考えていたタマたちがいる世界さえも現実ではなく、すべては三枝睦月の夢の中の出来事だったということになります。な、なんだってー!? いや、僕も脳科学とかには詳しくないんでこんなんたった一人の脳みそん中でできるもんんなのかとかわからないんですが、正直無理だとは思います。でもたぶんガラスケースから延びたケーブルの先とかがバックアップとかを行っていて可能にしてるんだよ、うん。まあたぶんここは気にしたら負けとか言われるレベルの設定だと思います。睦月ちゃんが崩壊した物理法則を味方につけたのか、もしくはそもそもそんなことは関係なく彼女の勝手な改ざんなのかわかりませんが、冬木さん達が「月の街」の要素が現実(と思っている)世界に漏れ出すことがイコール物理法則の崩壊だと思い込んでいるのも実際には間違いで、厳密に言えば睦月に保存されている現実世界の記憶が彼女自身の夢の影響により改ざんされてしまうことを避けているということになると思います。まあ、どちらにせよ現実の記憶を守ろうとしていることには変わらないので、彼らにとってはこの程度は些細なことなんでしょう。守るべきものによって浸食されているなんてのは知らない方が幸せでしょうし。しかしこの構図に気づいてしまった主人公は、彼の現実が何を守ることで確保されるかを知り、睦月を傍で守ることにしたんでしょうね。睦月は睦月で自分の夢への親和性の高かった主人公を個人の夢の存在に書き換えることで自らの孤独を癒したかったとか、たぶんそんな感じ。だから個人的には主人公と睦月の間に元々の血縁関係はなかったと予想してます。 しかしここまで考えても作品を通したテーマとか結論は見つかりませんでした。まあ元々の始り方が堀部さんの描いた一枚のイラストからイメージを膨らめていったというものですから、単純な娯楽作品として作られてるのかもしれません。もし仮にテーマらしきものがあったとしても、肝心要の三枝睦月、パンドラ計画に関する情報の決定的不足、ライターの癖(=曖昧にしておくのが好き)からして本当に雰囲気だけの可能性、などの問題から作品単体から導き出すのはほぼ不可能かと思います。てか、ぶっちゃけこれ以上タマとか泉美さんみたいな頭のネジがトんでるような連中に付き合えません。俺の脳みその物理法則が崩壊しちゃいます。そんなわけで僕の中における「インタールード」はこれまでで一応決着ということにしておきます。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック! PR |
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