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肉屋の仕事、ときどき趣味の日々
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そういえばアマガミが発売されたんでした。今日届いて気付いたという事実。いや、アマゾンで予約したのがかれこれ2か月ほど前だったのですっかり忘れていました。なんかこう、発売日が待ち遠しくてわくわくそわそわしながらもどかしさに悶え転げるような期間が持てたはずなのに、それを逃してしまったことが悔しいやら勿体ないやら。おかげで商品が届いてもあまり喜べない状況に。あ、ちなみにこれ、買い物依存症患者の顕著な傾向なので思わず共感してしまった方はご注意ください。僕はもうダメです。



さて、今回はゲームを始める前にまずはパッケージと取扱説明書(なぜか表紙には"解説書"と書かれている)に一通り目を通した感想というか、なんかこの時点で8割方満足している自分を奮い立たせるため、若干誇張気味にこれは面白いんだぞと自分に言い聞かせる意味でも簡単にプレビューなんぞを。







まずパッケージ。一目見て思ったのが「これなんてキミキス?」
表面と裏面の造りは完ぺきに前作の踏襲です。てか、そうとしか見えない。キミキスの秋らしさを冬にイメチェンしただけというか。とりあえずパッケージからは個人的には面白味が見出せませんでした。初っ端から挫折か。


次にゲームシステム。ぶっちゃけ自分、なんかノリだけで予約購入した感があるので、これ読むまでゲームシステムとかヒロインの傾向とかまったく知りませんでした。正直あきら様今野宏美さんと天羽さんゆかなさんがキャストにいたので思わずポチったってことだろうと過去の自分の行動を分析。まあそんなわけで一応ゲームのルールは把握したんですが、なんかキミキスの方がゲームとしては面白かったんじゃないかなあ、と新作プレイ前から問題な思考が。いや、例えるならばですよ。キミキスがSFC的だとするなら、アマガミはPS的なわけです。つまり、良い意味でプレイヤーに不親切だった部分(もちろんマジで不親切なところもありましたが)があったからこそ、そこを手探りで攻略していく楽しみがキミキスにはあったわけです。それに比べてアマガミの方は「どうだ、親切になっただろう?」といった感じがシステム説明の端々から感じられてしまって。「いや、確かに敷居は低くなったけどさ、これじゃ乗り越えるべき敷居自体がなくなってね?」と思ってしまうわけです。キミキス廉価版のシステム変更のときにも思ったんですが、マッチング会話とかにヒントとか出しちゃったら攻略は楽になるんでしょうけど、それじゃゲームとしての魅力が半減してしまうと思うんですよ。冒頭の買い物依存症の話ではないんですが、投げかけた話題がヒットするか、はたまたスルーするかという判定を待つ、期待と緊張の入り混じったあの魅惑的な数瞬を奪うべきではなかったと僕は思っています。システムの利便性が上がるのはいいんですけどね。バックログとかスキップが標準装備なのはとても助かります。



次、キャラクター設定。解説書のキャラ紹介に目を通した感じでは、キミキスで見たようなキャラクターばっかりだなという、で、じゃ…びゅー?(CV:菊池美香)、を感じまくりでした。ただ、すごく似てるというわけではなく、厳密に言うならば、現実世界と若干(とマイルドにするべきかどうかが悩みどころ)齟齬が生じていたキミキスのキャラクター性における立ち過ぎていたエッジ(「いやいや、そこでその行動はおかしいだろ!」と思わず画面に突っ込んでしまうようなところ)を幾分現実的背景に馴染ませたというか、隠し込んだというか、そんな印象を受けました。良い意味でも悪い意味でも記号的なキャラクター性を欠いているといった感じ。まあ、自称・解説書の中では酷く記号的なキャッチコピーが躍ってますが。特に「ぽっちゃり幼馴染」、「ふかふかボディの純情少女」、「男殺しの天然女王」とか、どうなのか。せっかく秘匿されていたエッジが現実をざっくばらんに切り裂いて余計に目立っちゃってるよっ。あ、でも「ぽっちゃり幼馴染」という響きは嫌いじゃないです。「ふかふかボディの純情少女」という言葉には愛おしささえ覚えます。ここから垣間見えるこのキャラのシナリオが酷くどストライクでいろいろ想像させられて困るという意味で。



あとは、簡単にキャラクターに付随するデザインと声優についてでも。キャラデザもキミキスに比べると記号的な部分が減っていますね。でも、いつもこの絵描きさんに感心するのは、女の子の命ともいえる髪にそのキャラの特徴が反映されている点です。今回もしっかり櫛の通してある娘から特に気にしてない娘、寝癖が直ってない娘など、髪の表現ひとつひとつに人間性を感じます。もっと違う路線の仕事させたらこの繊細さをより生かせるのに。あと、全体的に目元がぱっちりした絵になりましたね。最初スクリーンショットとか見ててずいぶん目を見開いているシーンが多いなと思っていたらそれがデフォルトでした(笑) 個人的はキミキスのときが目元の描写は一番好みだったかなあ。えー、それと声優。上でも名前を挙げた今野さんやゆかなさん以外にも有名どころが多く揃っています。その中でやはり前作のことがある分気になってしまうのが妹の声優。しかしそこには見かけない名前が。"阿澄佳奈"? はて、聞いたことがないなあ。そう思ってググってみたら、グレンラガンのキヤルやアニメ版ペルソナのめぐみちゃん役の方でした。なんか僕がアニメを見れない環境になってから様々なところで活躍されているようで。果たして今作で菜々in野川さくら級の破壊力を見せてくれるのか。そして禁断の妹シナリオは健在なのか。ていうかもうそれくらいしか楽しみに思えないよっ。




そんなわけで、自分を奮起するために冷静に事前分析しようとしたら、見事に深みにはまるという結果と相成りました。一応頑張ってゲームディスクを挿入してプレイを開始する気持ちを出せるように努力したいと思います。そのためにも、まずは先日引っ越し荷物から発掘してきたMGS3を再プレイしてきます。いや、だって助走つけなきゃとてもできる気がしないんですもの…。




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