新聞の写真を模写。

朝日新聞（2009/01/19）夕刊一面より


なんとなく写真模写。地平線の向こうの綺麗な夕焼けを背景に、ガザから撤退するイスラエル兵の、そのなんともいえない気の抜けた行進が妙に情感があって良かったってのも描こうとした理由のひとつなんですが、こんな暢気な雰囲気の中にもライフルがチラついている光景が、まだこの対立は解決したわけではないということを伝えているようで、この写真を撮ったカメラマンのアングルの良さにちょっとだけ嫉妬したってことの方が自分の中では大きいかもしれません。いや、新聞写真にしておくのが勿体ないくらいの出来だと思いますよ、これ。


あ、万が一実物と比べられて気づかれる前に言い訳をひとつ。写真では、イスラエル兵の皆さんはきちんと2列縦隊で行進されており、本来はフレームの中には6人が収まっているのですが、ワタクシ、今回奥２列の人物の大きさを少し間違えまして。手前に向うにつれて間隔が詰まってしまいそうだったので、真ん中を歩く方の右手にいらした人を１人省かせていただきました。いや、下書きの時点では収まってたんですが、夢中で書いてるうちに知らず人物が大きくなってましたとさ。ぎゃふん。